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ネットのクチコミ・評価は不要

(投稿日:

先日、Google map に表示されるクチコミで不当な内容が投稿されても削除してもらえず利益が侵害されたなどとして、都内の医師らが訴訟を起こしましたね。。。
私の知り合いのお店も、数年前にデタラメな悪口を書かれました。
削除申請も何回か行いましたが削除されませんでした。
ただ長く商売を続ける気がないし固定客が付いているので、そのまま放っていますが集客に影響は出ていないそうです。

 

そもそもGoogleアカウントって一人で幾つも作れるので、複数人を装って一人で悪口を書き込むこともできます。
Googleは機械学習アルゴリズムを使ってチェックしているそうだけど、信憑性には疑問があります。
以前、『ググる』って言葉が流行りましたが、それまでInternet ExplorerやYahoo! などで検索を行うのが主流だったのが、Google検索の方が欲しい情報が早く探せる事から、皆『ググる』ようになりました。
しかし近年はGoogle検索では欲しい情報がすぐ出なくて、Microsoft Bing、Yahoo SearchといったGoogleの検索エンジンを利用した検索サイトの方が性能が良いです。
Bing やYahoo もGoogleno検索エンジンを使っているのに何故検索結果が違うのかというと、検索アルゴリズム等フィルターのかけ方等で違ってくると言われています。
またGoogle Analytics も設定が面倒になったり、使いやすいシステムとは思えないですね。。。
Googleって賢い人が社員になっているけど、何だか頭でっかちになってしまって利用者のことは二の次になっているかもしれません。。。

 

実はわたしの店も先日(4/25)、Google map に4件の書き込み・評価がありましたが、その前日にこんな出来事がありました。

4月24日の午後、一人の若い女の子が片手に食べ物の入った紙袋を持ち、もう片方の手にストローが付いた飲み物が入ったコップを持って入店してきました。
私が『飲食物を持って店に入らないでくれる!?』と言いました。
(女の子)『それじゃあ、(商品が)見れないじゃん。』
(私)『うん、食べちゃってから来て。』
(女の子がジュースを前に出して)『ジュースは食べ物じゃないですぅ~。』
私は思わず吹き出して『バカじゃないの~!?』と冗談交じりに言ったら、突然女の子が『バカって言ったな!』と激昂し、『ジジィ、死ね!』などの罵詈雑言を私に浴びせて店を出て行きました。

 

どうやら『バカ』と言う言葉が彼女の忌諱に触れたようで、最初は『チョット、やんちゃな娘かな!?』と思ったけど、激昂した瞬間に『あれ、この娘はチョット違うぞ』と察しましたが、時既に遅しでした。

ちなみに店の入り口には写真のような注意書きを出していて、ほとんどの皆さんが守ってくれています。
気づかずに入店した人には、注意すると直ぐに店から出てくれます。

 

翌日、Google map の私の店には、以下の4件の書き込み・評価が載っていました。

・『ハゼの天ぷら』星3
何があってもお客様にたいしてバカヤローなんて言ったらダメですよ!

・『堺優馬』星1
じいじいの態度悪い、接客の態度悪い
食べる気失せる

・『梅崎泰成』星1
定員の態度が悪すぎる

・『Brown Hennessy』星1
※コメントなし。

 

ここで問題は、まず『1対1』の事柄が『1対多』になっている点。
そして『バカじゃないの』と『バカヤロー』では言葉のニュアンスが違うけど、女の子の言い分を鵜呑みにして書いている点。
『堺優馬』と『梅崎泰成』は、私のカキコミしかないので、多分、捨てアカウントで女の子本人の書き込み。(誰かが捨てアカを作ってあげたかもしれない。)
『Brown Hennessy』は、同じ日に新潟のお店を評価している。(この書き込みだけ同じ日の投稿なのにコメント欄の下の方に表示されているのは、評価だけでクチコミを記載していないから???)

以上のように、Googleの機械学習アルゴリズムだけでは信頼できないと感じました。
また、『じいじい』→『ジジィ(爺)』、『定員』→『店員』は間違いだけど、『食べる気失せる』は普通に考えれば飲食店への文句だと捉えられそうなのに、Googleのアルゴリズムは判断できていないですね。。。

 

今回、Google map のコメントを削除する方法をネットで検索すると、もの凄い数がヒットします。
それだけ世の中の人々が困っている証だと思います。
見ていると コメント削除を商売として行っている方もみえますが、中には自分が嫌がらせの書き込みをして そのお店に連絡を取り、削除して報酬を受け取ろうとする悪徳業者もいるようです。
コメントは書き込んだ本人かGoogleしか削除できないので、騙されないように注意しなければなりません。

 

こんな状態では、Google map のクチコミは信用できません。
これは食べログ・ぐるなび・ホットペッパーグルメ・Retty.等の飲食店のクチコミサイトも同じだけど、私は写真(料理・内観・外観)とメニューは参考にしているけど、クチコミと評価は無視しています。
何故なら本当に良い店って、他人に知られたくないので書き込まないです。
他の人に知られると、店が混んで入店できなくなります。
お店にとってはお客さんがイッパイ来て嬉しいかもしれませんが、常連客にとっては行けなくなって寂しいです。。。
私もよく行ってたお店がネットやミシュランガイドに載った為、行けなくなったお店が何店舗かあります。

 

実は私のお店は、扱っている商品が知的障害のある方たちにも興味があるものが多いので、よく来てくれます。
地元の人はもちろん、他所から定期的に来てくれる人もいます。毎年1回、GWだけとかお盆だけの人もいます。
子どもの頃からズッと、今では40歳を過ぎていても来てくれる人もいます。
ただ問題なのは、今回のように攻撃的になる子には旅行先では誰かが付いていて欲しいですね。
ほとんどの場合、親か祖父母が付き添ってくれていますが、初めて応対したときは何処が地雷か分かりません。。。

 

数年前には40代くらいの男性が来店してくださったんですが、とにかくよく話しかけてきて最初は他にお客様もいなかったので一緒に話していたけど、しばらくしてレジに会計の人がみえたので、『チョット待ってて』と言って会計のお客様の対応をしていたら40代くらいの男性は店を出て行ってました。
その時はそれだけだったのですが、数日後から市商連の事務局に抗議の電話が毎日掛かってくるようになりました。
内容は『話の途中だったのに、嫌な気分になったから謝って欲しい』との事でした。
事務局の方が私の店に直接電話したら・・・等、言いましたが『そちらから言って下さい』の一点張りだったそうです。
でも事務局には時々こういった電話が掛かってくるので刺激しないように応対しているそうですが、この方は数ヶ月も続いたそうで『ちょっと今までに無い人で大変だった』と言ってました。
ちなみにお店と市商連って会社のように上下関係があるわけではなく、商店街の事務的なことなどを行って貰うだけなので文句を言っても無駄です。
他にも事務局には『高山の人は優しいと思ってたのに注意された』など、変な苦情が結構来るそうです。

 

チョット話が横にそれましたが、結論としてGoogle map のクチコミは信用できないので不要だと言う事です。
今回の私の店への書き込みですが、Googleへ削除依頼は申請していません。
理由は、それで来店者や売上が減ったという訳でもないのが一つ。
また私の店は外国人観光客の方が多く利用して下さいますが、中には一緒に写真を撮ってネットにアップするという人もいます。(基本的にお断りしていますが、話の流れで上手く乗せられて撮りました。)
しかしGoogle map にアップした人はいません。
でも、その方たちが紹介したであろう商品を訪ねてくる人は何人もいます。
と言うことは、Google mapは利用していないという事です。
仮に4件の削除申請をして、『堺優馬』と『梅崎泰成』だけ削除されたら困ります。
この2つがあるから、同時に書き込まれた他2件も変だと感じることができるからです。

冒頭のお医者さんたちに対するクチコミも、『1対多』かもしれないし、嫌がらせをして喜んでる人かもしれない。悪徳業者かもしれないし、診察で待ち時間を短くするために評判を落とそうとしている人かもしれません。
でもそんなことは分からないですよね。
Googleで書き込みを管理できないのなら、この機能は中止にすべきだと思います。

個人的には外観等の写真とお店のURLがあれば、それで充分です。
これだけ多くの人が困っているのだから、Googleも対応を考えて欲しいですね。。。