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関ジャム 小田和正特集

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7月31日の関ジャム(テレビ朝日系・午後11:00~深夜11:55)は小田さんの特集でした。
ゲストには音楽プロデューサー・本間昭光氏、SUPER BEAVER・渋谷龍太氏、声楽家・彌勒忠史氏が出て解説されました。

オフコース時代から小田さんを紹介してくれたけど、やっぱりイイですね。。。
私は中学生の頃、「眠れぬ夜」(アルバム:ワインの匂い)から聞き始め、高校の頃はオフコースのコピーバンドを組んでいました。
今年6月にも、嫁さんと二人で小田さんのツアーを名古屋まで見に行ってきました♪

 

さて、番組では「曲作り編」「歌声編」「歌詞編」と小田さんの軌跡を紹介しました。
本間さんが緻密に構築された譜割りについて、小田さんが建築学科出身のため構築を意識して作曲してるのではないかと推測していましたが、私も同じように思っていました。(小田さんは東北大学→早稲田大学大学院で建築を学ぶ。)
あと、中高一貫教育である聖光学院を出ていることも曲作りに影響していると思います。聖光学院はカトリックのミッションスクールで教会音楽に接する機会があり、キリスト教・賛美歌の影響を受けた曲としてよく取り上げられるものには次があります。

・「ほんの少しの間だけ」(アルバム「僕の贈りもの」収録曲)
・「キリストは来ないだろう」(アルバム「秋ゆく街で」収録曲)
・「歌を捧げて」(アルバム「SONG IS LOVE」収録曲)
・「生れ来る子供たちのために」(アルバム「Three and Two」収録曲)
・「Christmas Day」(シングル「愛の中へ」のカップリング曲)

 

本間さんも高校時代にコピーしてたと言ってたけど、私もコピーしていて感じたのは「maj7」のコードを多用している事と、ピッチを高めに設定していて普通はA音(ラ)440Hz なんだけど444Hzあたりに設定した覚えがあります。
※正解は何Hzだったのか知りたいデス。。。

あと、オフコースと言えばライブでもレコーディングと同じ音で演る事に拘りがあったハズなんだけど、「Off Course 1982.6.30 武道館コンサート」では、「Yes-No」を半音下げて演奏しています。これは何故???

渋谷くんがコーラスワークで「春風に乱れて」のコーラスが主メロを追い抜く点に注目し、サビはメロディーが2つと言っても過言ではないとコメントしていましたが、他にも「風と君を待つだけ」でも同じようにコーラスと主メロが掛け合うような作りになってます。ツアー(コロナ前)ではバンドメンバーと観客がコーラスパートを唄って小田さんと掛け合ってました。まさにサビは2つのメロディーの掛け合いとなっています。

 

以前、確か「クリスマスの約束」だったと思うけど、さだまさし さんとの会話で「昔に戻ってやり直したいと思うか?」という話になった際、小田さんは「俺は もういい・・・。一生懸命頑張ってきたから、もう戻りたいと思わない。」という感じの事を言ってました。
これを聞いて私は、「すごい! カッコイイ!!」と感じました。
私なんか昔に戻ってやり直したい事だらけです。。。
悔いの無い人生を送れるってスゴいことだと思います。

番組の最後で、ツアーのご当地紀行をダイジェストで放映されましたが、これを見て「人間味を感じられた」とかスタジオのメンバーが言ってましたが、実際の小田さんって結構 毒舌デス。。。
でも自分の意志を持って行動し困難な中でも自分に出来ることは何かを考えており、妥協しない姿勢に私は以前から「小田さんって修行僧みたい」だと感じていました。また、学校の先生みたいに生徒の手本となる行動を常に考えて取るような人だと思っています。

 

関ジャムには、また小田さんの特集をやって欲しいですね。。。
今回のゲストで渋谷くんが、こんなに小田さんの音楽を知っている事に驚いたと同時に嬉しく思いました。SUPER BEAVER を初めて見たのは深夜のTVだったけど、表現力があるボーカルだと思ってました。
渋谷くんは小田さんの音楽に触れ、音楽という概念が変わったとコメントしていましたが、こうやって若い人達に小田さんの音楽が繋がっていくとイイな・・・と思いました。

関ジャムさん、是非2回目をお願いします!