新型コロナウィルスによる景気冷え込みの対策として、消費税減税を叫ぶ人がいます。
例えば思い切って消費税０（ゼロ）という案や、５％に戻すという案があったりします。

 

しかし私のお店で言えば、店内の価格は消費税込みの値段を１個１個付けており、これを修正するのは結構大変です。
一番の問題は、在庫商品は全て消費税を払って仕入れていることです。
例えば１,０００円の商品を７００円で仕入れた場合、消費税１０％が加算され７７０円を仕入れ先に支払います。
これを販売する時には消費税１０％を加算するので、１,１００円でお客様に販売します。
すると利益は３３０円。
しかし仮に消費税を０円にすると、１,０００円でお客様に売るので
１,０００円－７７０円＝２３０円
利益は２３０円になります。
実際には問屋からの商品の送料等も掛かるので、利益はもう少し下がります。

 

生鮮食品等、毎日仕入れて販売するものは良いかもしれませんが、在庫を抱えて販売する商売では利益が下がります。
この消費税減税期間が仮に１ヶ月間とかで短かったら、買う方も「今が得だ！」と買い漁るかもしれませんが、減税期間が１年間とかになると「すぐに買わなくてもイイか・・・」となり、あまり効果が無いかもしれません。
減税期間が短期間なら一挙に買ってくれるのでピークが先に来ます。商品が無くなるのが早ければ仕入れも消費税無しの期間で購入できるため ありがたいです。
１年間の減税期間だと、最後の方に駆け込み需要があるかもしれないけど、終了間際だと仕入れる時は消費税が付いてる可能性が高いです。

 

また個人的には、消費税減税よりも先に給付を行った方が良いと考えます。
新型コロナウィルスがいつ収束するか分からないので、一遍に全ての対策を行うと長引いた場合に手詰まりになりそうな気がします。

 

高山では、先週末頃から観光客が徐々に増えてきている気がします。
岐阜県で新型コロナウィルスの感染者は３名だけど、飛騨地区には居ない・・・。
そういった理由もあって来てくださるかもしれないけど、現在は大学生のグループが多いです。
しかし中には、マスクもしないで鼻水をすすり、咳をしている子もいます。
そういう子は、チョット自重して欲しいですね。。。

 

土日曜日って、名古屋辺りから日帰りで高山へ来る人も多いけど、愛知県で感染者が増えている状況であまり来て欲しくないのが正直なところです。。。
実際、私の知り合いの子供さんが名古屋で働いているけど、先日、陽性の方と仕事で打ち合わせしていたため１週間の自宅待機になりました。
本当は２週間なんだけど、打ち合わせして発覚するまでに既に１週間経っており、残り１週間だけになったそうですが、無事陰性だったそうです。
身近なところでもこういう話を聞くので、チョット不安になります。。。

写真は３月１６日の上三之町です。
雪の中でも外国人や大学生が観光に訪れてくれました。