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オリンピックとコロナ

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高山では8月に入って少数ではありますが、毎日コロナ感染者が出ています。
感染者の3分の2は20代の若者です。
また、高山市のHPには市の居住者しか載っていませんが、岐阜県のHPには検査を受けた居住地が違う観光客・帰省者も載っており、検査地は表記されていませんが東京都が多いですね。。。

 

さて、開幕までドタバタ劇が繰り広げられていた東京オリンピックですが、過去最多の金メダル数になったそうです。
それにしても開会式で、オリンピック開催反対派の人達が国立競技場の外で大騒ぎしている様子は酷いものでした。密の状態で大声で騒ぎ、中にはマスク無しで賛成派の人達と言い争う人も見受けられ、「この人達の目的は何なんだろう?」と呆れてしまいました。

東京をはじめ各地でコロナ感染者数が増大しています。それでも遊びや飲みに出かけている人の中には「オリンピックをやってるからイイんだ」とインタビューで答えてる人が何人もいましたが、オリンピックと自分が遊び・飲みたい欲求を同じレベルで語って欲しくないと思います。
有観客で観戦後に飲み歩いてる人がいるのなら文句を言うのも仕方がないとも思うけど、多くが無観客の会場でオリンピック関係者もバブル方式で一応 隔離されている状態で行われています。
何より、オリンピックで躍動するアスリート達の姿は 多くの子ども達に夢や目標を与えているけど、感染拡大の中、人混みを遊び歩いてる人や飲んで騒いでる人は、どこにも褒める要素は無く、もしコロナに感染しても自業自得としか思わないですね。。。
感染経路不明者の中には、自業自得と言われるのが怖くて嘘をついている人も結構いると感じます。

 

感染者数が過去最大を更新している状況で、政府は「打つ手が無い」と入院規制を言いだし世間の反発を買っていますが、これも自業自得だと考えます。
コロナ感染が拡大し始めたあと、非常時にはロックダウン出来るような法整備をしておけば良かったのに、自衛隊明記等の法改正と一緒にやろうとして今の状態になっています。
(月刊HANADA9月号の菅総理独占インタビューで、改憲四項目として①自衛隊の明記②緊急事態条項③合区解消・地方公共団体④教育充実を挙げています。)
個人的には自衛隊明記等は賛成だけど、早急に必要不可欠なロックダウンと一緒にやって通そうとする姑息な手段に呆れてしまいます。
だから今の感染拡大は、国民の安全を軽視した政府による人災と言えるかもしれません。
全国知事会が国に対し「日本版ロックダウン」の導入を検討するよう求めましたが、まだノラリクラリとしているようだったら今度の選挙で自民党は大敗するかもしれませんね。。。
ついでに菅総理独占インタビューの事をもう少し言うと、携帯料金の値下げに続き 今年中に新料金プランや他キャリアに乗り換え後もキャリアメールが使えるようになると言ってますが、ガラケーからスマホに変わってGoogleメール等が携帯でも使えるようになり、そんなに問題じゃ無くなっています。またワクチン接種で自衛隊を起用する発案をしたと言ってますが、肝心のワクチンが足りなくて休止しました。
この菅政権は国民への発信力は無いのに自画自賛はしっかりアピールしたり、何事においてもポイントがズレている政権だと思います。

 

政治と言えば、名古屋市の河村たかし市長がソフトボール日本代表の後藤希友選手の金メダルをかじった行為に批判が相次いでいます。
謝罪会見を行ったけど原稿を棒読みしているだけで、途中、何度も「あ~~」と言って原稿に目を通して間延びしている様子からも、とても反省しているようには見えませんでした。
謝罪文をトヨタ自動車に渡したそうだけど 河村市長本人は車の中にいたそうで、やはり形だけだと感じます。

 

もう一つ政治がらみで言うと、最近、元大阪府知事・元大阪市長の橋下徹氏をよくTVで見かけますが、相変わらず過激な発言や不当な個人攻撃をしているので、見ていて気持ちよいものではありません。
私も当初は茶髪の風雲児と呼ばれた橋下氏を応援し、TVで呼びかけた山口県の光市母子殺害事件の弁護団への懲戒請求にも署名しました。
しかしその後、橋下自身は懲戒請求していなかったことが明らかになり、懲戒請求自体も「正当な弁護活動の範囲」として懲戒処分された弁護士は1人もいませんでした。
現在、橋下氏は某局のコメンテーターとしてT氏を攻撃しているけど、ハッキリ言ってT氏と橋下氏の意見ではT氏の方が腑に落ちます。
橋下氏には もういい加減、炎上商法はやめて欲しいと願います。
それから太平洋ヨット横断をした辛坊治郎氏が橋下氏の名前を出し、自分は陣笠議員(国会で賛成するだけの議員)として政治家に転身する可能性がある事を今年3月の「とくダネ!」で小倉智昭氏との対談で言ってたけど、辛坊氏自身もここ数年 言う事が過激になってきました。
TV局員時代は社の方針もあって押さえていたのかもしれないけど、非常に頭の切れる人という印象でした。しかし近年の発言を聞いていると、一部の国民を切り捨てるような発言があったりしたので番組を見ても参考程度に聞いていました。
もしこの2人が政治家になるようだったら、要注意だと感じます。

 

ついでに局アナ発言関連で、7月17日放送のTBS 新・情報7daysにおいて以下のようなやり取りがありました。

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安住アナ「PCR検査を結局頼りにしますよね」
湯山玲子「そもそもPCR検査は精度がよくないと言っていた。だから国も分科会も積極的にやってこなかったのに、先日尾身会長は今後拡大すると言っていた」
安住アナ「元々精度が高くないから国も分科会も拡大させないと言う方針でしたよね」
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抗原検査はPCR検査より精度が劣るという話は聞いてるけど、新型コロナウイルスの検査ではPCR検査が一番精度が高いはず・・・。
厚労省が検査数を増やすのに(民間利用に)反対だったのは、自分たちで管理したかったからと聞いています。
世界中でPCR検査で感染者数を出しているのに、この番組を信用している人は「じゃあ、この感染者数は信用できないんだ」と思ってしまいます。
私は湯山玲子さんは「知ったかぶりのオバチャン」というイメージなので彼女の発言は驚かなかったけど、安住アナも同調している事は驚きでした。
現在、TBSのオリンピック番組で安住アナがよく出てくるけど、この放送以降、安住アナが非常に薄っぺらく見えてチャンネルを変えてしまいます。。。

 

今日でオリンピックは終わりですが、連日、非常に愉しませてもらいました。
個人的に一番良かったのは女子バスケ!
今日の決勝は残念ながらアメリカに負けてしまいましたが、準々決勝のベルギー戦、準決勝のフランス戦は本当に良かったです。これを見てバスケをやりたい子どもや、より頑張ろうと思う子どもが増えたんじゃないかと思います。
パラリンピックはこれからだけれども、取りあえずオリンピックは成功裏に終わりそうです。
ただそれを菅政権が自分の手柄のように言いそうで、また嫌われる要因を作る心配がありますね。。。