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新型コロナワクチン接種

(投稿日:

高山でも新型コロナのワクチン接種が始まっています。
私の母の所にも接種券が送られてきましたが、母は かかりつけ医で予約する事ができました。
しかし、そのクリニックでは ひっきりなしに問い合わせの電話が掛かってきているそうです。

 

ちなみに私の娘は、東濃の病院で医療従事者として働いており、その病院はコロナ患者を受け入れているので、早い時期に接種を終えて仕事をしています。しかし人手が足らないため、休日を削って出勤しているそうです。
また、アメリカにいる私の従兄弟は4月に2回目の接種を終え、暮らしはコロナ禍前に戻りつつあるそうです。。。

 

あと、ワクチン接種が進んでくると、マスクを付けない人が必ず出てくると思います。
TV番組の視聴者の意見でも「スーパーで高齢者の方が3人、マスクをしないで話していました。聞こえてきたのは『ワクチンを打ったからマスクは必要ない』という声でした。ワクチンを打ったらマスクは必要ないんでしょうか?」という質問があり、専門家の方からは「ワクチンを打っても100%ではないので、マスクを付けた方が良い」という回答でしたが、2~3の番組で同じような質問・回答を見ました。
コロナ対策は後手後手の政府ですが、ワクチンパスポートであったり、集団免疫が獲得されたと判断されるまでは、今まで通りマスクを着用するように広報された方が良いと思います。

よく「何故、日本製ワクチンはできないんだ!?」という声を聞きます。
(大阪大学発のアンジェス社等、いくつか開発を進めていますが・・・。)
日本でも医薬基盤・健康・栄養研究所が mRNAワクチンの開発を進めてはいましたが、感染症対策におけるワクチン臨床試験の予算がカットされ、18年に計画が凍結されました。
海外で実用化が早かった mRNAワクチンは、国の援助を受けエボラウイルスなどで開発を進めていて、遺伝子を入れ替えればよいだけの状態になっていた点が大きいと思います。
開発が進んでいた国は、新たな感染症を国家安全保障の観点で捉えて対策していましたが、日本は厚労省の健康部門程度に考えていたので当然の結果かも知れません。。。

 

また日本では安全第一と言うか、何かあったらすぐ裁判! という風潮も良くないと思います。
もう少し お医者さんを地域で育てるという考えがないとダメで、産婦人科医や小児科医が減っている一因になり、結局、自分たちの子どもや孫が安心して出産できない状態になります。

 

先日、NHKのクローズアップ現代で mRNAワクチン開発の立て役者の 女性研究者 カタリン・カリコ博士(66)とiPS細胞研究の山中伸弥さんの対談がありました。
その中で、変異ウイルスへのワクチンも開発について カリコ博士は「もし新たなワクチンが必要になれば、4~6週間で作ることができます。」と言った事に非常に驚きました。

カリコ博士も研究を続けるために相当苦労されたそうですが、日本でも国の安全保障と考えて対応するのが良いと思います。
ただ今回のコロナ対応から考えると厚労省ではなく、自衛隊の中に部署を作り、産・官・学で研究を進めるのがベターじゃないかと個人的に考えます。