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シラミの歌

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9月に富山へ「君の名は。」を見に行った時、CDショップで さだまさし さんの「御乱心 〜オールタイム・ワースト〜」を購入しました。
281119sada_goransin.pngこのアルバムに「シラミ騒動組曲」というのがあって、
第一楽章「シラミ騒動」
第二楽章「シラミ逃亡」
第三楽章「シラミー・ナイト・フィーバー」
からなっているんだけど、もともとは作曲家の團伊玖磨先生と芥川也寸志先生が「シラミ シラミ ソラシラミ」と音階の音だけで作った歌が元になってます。

で、この辺の成り立ちもCDの中で さださんが語っていて、「ヒゲの指揮者(山本直純さん)に、”この続きは君が作れ”と言われて作った」そうなんだけど、この話を聞いたとき「あれ、シラミの歌って聞いた事あるな・・・。」と思いました。

よく思い出して考えると、高校一年の時に選択授業で音楽を受けてたんだけど、その時の先生が「シラミの歌」の事を話してくれたのを思い出しました。
この先生が山本直純さんの事も話してくれた事があり、「昔、山本直純さんが酔っ払いとケンカして、相手が吐いたゲロを両手ですくって自分のクチに入れ”どうだ~!”と言ったら、相手が降参した」とか・・・。

あと、音楽の授業中に 中島みゆき さんのアルバム「愛していると云ってくれ」をかけてくれたんですが、このアルバムを自分も買ってクラスの男友達に貸していたんだけど、その男友達が同じクラスの女子に勝手に又貸しして、その女子が音楽の先生のところへ持って行って授業中にかけてもらったと後で知った事があります。
聞き終わったあと どういう言葉だったかは忘れたけど、先生が 中島みゆき さんを褒めてくれて 私も自分が褒められたような気がして嬉しかったのを覚えています。

当時、私が好きだったミュージシャン(今はアーティスト!?)は、オフコース(小田和正さん)、さだまさし さん、中島みゆき さん でした。
この三人を好きだと言うと友人達からは「暗い!」と言われましたが、三人とも現在も活躍しており友人達が好きだったミュージシャンは皆消えてしまったので、「私は見る目があったんだ」と今では自慢しています♪

この三人の中で一番古くから好きなのは さださんで、小学校の時に聞いた グレープの「三年坂」というアルバムからでした。
小田さんは中学2年の時で、「眠れぬ夜」(アルバム:ワインの匂い)から。
中島みゆき さんはアルバム「愛していると云ってくれ」で好きになりました。アルバムの前に「わかれうた」というヒット曲もありましたが、その時は私も「暗い」と感じただけだったけど、その頃読んでた音楽雑誌に「愛していると云ってくれ」がすごく良いと書いてあったので試しに聞いてみたら本当に「凄い!」と感じました。
特に「怜子」「化粧」「世情」には驚きました。 曲も良いんだけど、詩や世界観などビックリしました。
中島みゆき さんの曲で、いろんなアーティストの方々がカバーしている「糸」という曲がありますが、実は私も高校の頃に自分で書いた詩で同名のタイトルで内容も少し似たものがありました。
私はオフコースの「生まれ来る子供たちのために」に触発されて作ったもので、縦の糸と横の糸が あなたと私で、その糸を織ってできる布で子供の未来を守っていく・・・、みたいな詩を書いたんですが拙い言葉でうまく表現できず書きかけのまま終わってしまいました。
中島みゆき さんの「糸」は子供に対するものではないけれど、初めて聞いた時は衝撃でした!
そして「やっぱり流石だな~!」と感じました。

三人とも、もう結構なお年になられましたが、まだまだこれからも良い曲を作って欲しいですね!